• 2006.01.23 Monday 22:08
  • ライブドア事件に見られる「堅いメディア」と「柔らかいメディア」のロングテール
  • by 神田敏晶
■KNNエンパワーメントコラム
 ライブドア事件に見られる「堅いメディア」と「柔らかいメディア」のロングテール 神田敏晶

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KNN神田です。

「ライブドア事件」「ライブドアショック」と日本のメディアは非常に大きく揺れている。「ライブドア事件」なるタイトルは、まだ事件なのかどうかの調査中であるから、「ライブドア疑惑」が正解だ。また、「ライブドアショック」の方は、個人ディーラーの売買過多にシステム側が耐え切れなかったというシステムの問題である。「デジモノに埋もれる日々」さんにというコラムがあり、「堅いメディア、柔かいメディア」の説明がなされている。「堅いメディア」とは、現在のメインストリームであるマスメディアを表現している。正確で信頼できる情報を送るメディアであり、今までの「メディア」とは「堅いメディア」のことだけを指していた。しかし、現在のメディアには、対極的に「柔かいメディア」が登場している。Blogや2ちゃんねる、コミュニティでの噂話レベルのような、ニュースのソースとしては不適切な場合があっても、「柔らかいメディア」も時と場合によっては、十分な情報ソースとして利用できる場合がある。「柔らかいメディア」は、情報の精査をおこない裏トリをしている「堅いメディア」との間に時間差や距離感があるために、むしろ事実のかけらや要素を発見できる場合があるのではないだろうか。タイムリーで噂レベルの「柔らかいメディア」とマスメディアの属する「堅いメディア」。双方の情報を読み取れる。メディアリテラシーが重要な時期に至っているのではないだろうか。話題のホリエモンのLivedoor社長日記のコメントは公開されていても、決して「堅いメディア」側で紹介されることはない。これだけホリエモンの報道がなされているにもかかわらず、本人が書いているブログが紹介されていないことを報じていないのは、公正といえるのだろうか? どの「堅いメディア」群は、ホリエモンの凋落論調でいっぱいだ。さらに、自民党バッシングのネタにしている場面もよく見る。「なぜかテレビ朝日のサンデープロジェクトの人が、私の携帯電話番号をどこからか入手してきて、突然、10回以上もテレビに電話で生出演しろと(放送で告知しているからと)半ば脅迫めいた電話をかけてきました・・・・。マスコミって何でもありなんですね・・・。いちいち反論するのも困るくらい捏造記事も相変わらず多いですし・・・。疑いをかけられている(と明確にわかる強制捜査時の捜査令状、これはもらえないしコピーもとらせてもらえないので内容は100%覚えていませんが)件につきましては私は身に覚えがないですし、報道されている件は誰がどこでどう調べたのかもわからないような代物ですので、なんともコメントのしようがありません。現状はこんな状態です。(1月22日)」とコメントをしている。また、ライバルであり、盟友であるサイバーエージェントの藤田晋社長(http://shibuya.ameblo.jp/)は、「何かあるといつもコメントを求められるのですが、何もありません。友人として心配ですが…」とだけ語っている。そういえば、ボクのところにまでホリエモンの携帯番号を知りたいという電話が来るし、オンザエッヂ時代に、最初の買収案件であった「パイナップルサーバーサービス」の事情や宮内取締役の当時の対応を質問されるが、あいにく、ボクはこの時、エッヂからの買収に反対しており、すでにこの会社の役員を後にしていたので、宮内さんとのミーティングは数回参加しただけだ。なので、買収に関しての最終の結果は知らない。しかし、買収される際の評価額をできるだけ高めておきたいというようなキャンペーンは、企業活動として当然、展開していたし、エッヂ(現ライブドア)の買収方針がキャッシュなのか株式等価交換なのか、株券売買のロックアウト期間などによって、大きく買収時の額面は変化していく。このような「柔らかいメディア」を活用して、このような事情も伝えられるから、「堅いメディア」のステレオタイプな表現とは、多少違和感があって当然だろう。1994年モルガンスタンレーによるメディアレポートによると、「ブロードキャスト」「ナロウキャスト」「ウルトラナロウキャスト」が説明されている。100万人以上のリーチを誇る「堅いメディア」としての「ブロードキャスト」と1,000人レベル以下の「ウルトラナロウキャスト」という「柔らかいメディア」が、まさにロングテールの図を描いているのだ。「メディアのロングテール」においても、今までの電波マス媒体から、ネットを活用した「長いしっぽ側メディア」の方が、ブームにかかわらず、時間をかけてより深く論議を重ねることができるので、価値はこれから上がってくるのではないだろうか。米国のテクノラティの調査でも有名Blogのいくつかが「ブロードキャスト」「ナロウキャスト」の部分にまで進化しているが、反対にSNSのような、ロングテールの「しっぽのしっぽ」のような友達コミュニティメディアのほうが、リアルな関係者の解説が読めるので、テレビを見ているよりも、真実味があるように感じるのはボクだけであろうか?

  • 2019.07.16 Tuesday 22:08
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